日本流通産業新聞で、興味深い記事があった。
楽天スーパーセールで転売問題が深刻化。一部ユーザーが、
「換金性の高い商品を特殊なソフトを使って買い占め、オークションなどで換金し」ているという。
楽天では対策システムを稼働。
対策強化のために今後さらなるシステムのアップデートを行うとしているらしい。内容は以下のとおりだ。
転売妨害システムの導入
シルバーランク以上しか購入できない(検討中)
抽選方式にする(検討中)
そもそもそこまで転売が多いとはしらなかった。
しかし、検索してみると確かに転売は行われているようだ。
このように、転売は確かに存在する。
その上換金率の高い商品が狙われれば、それはビジネスとなる。
そこで狙われたのは先日行われた「楽天スーパーセール」。
高額ポイント獲得や、大幅値引きが狙えるチャンスだ。
楽天スーパーセールでは「どの商品がセールになるか」は、セール開始前に設定されているらしい。
これがミソ。つまり、狙いを先に定めておくことが可能なのだ。
ここに
・指定の時間に
・自動的に
・複数件申し込む
プログラムを仕組む。
すると、確実に商品を仕留められるのだという。
換金性の高いものなら転売するだけでビジネスとして成り立ってしまうため、転売屋として活動する人間も一定数は存在してしまうのだ。
なお、転売用プログラムの性能を人力で超えることは不可能に近い。
なぜなら通常の購入処理を行おうとすると15秒以上かかってしまうからだ。
電脳閭里に勝てるはずがない。
買おうとする前に買われてしまうのだ。
転売ソフトというのは僕も初耳だったのですが、
スーパースナイプというものを発見しました。
あるんですねえ。こういうのが。
これはAmazon用のソフトだそうです。
最高級のソフトで2万円。ビジネスツールとして使うなら、安いと思えてしまうのだろうか、、、
ゲーム「ラブプラス」を転売の例えに出してみる。
人気のゲームですが、これが転売の危機にさらされるのは日常茶飯事。
ついこの前では、登場キャラクターごとの限定パックが発売され、転売の暗躍が問題となった。
画像検索してみると、確かに転売、転売の数々、、、
これはファンの人、泣くだろうなあ。
買ってプレイするには8万円。8万円ですよ。
しかし、このように、
あえてお金を出してしまう人がいるほど人気商品が存在するのも事実。
人気はプレミア、プレミアの影にはダフ屋、転売屋。
昔から続く構造なのかもしれません。
そこで楽天は特別なシステムを組むことで転売屋と思われる購入をブロックしているとのこと。
それが冒頭に上げた以下の3項。
転売妨害システムの導入
シルバーランク以上しか購入できない(検討中)
抽選方式にする(検討中)
この方法にはかなり納得だが、
セールのスピーディさ、興奮が失われてしまうこともありそうだ。
何にせよ、公正な取引を守るためには仕方なのかもしれない。
しかし、ジャニーズの転売一網打尽作戦はかなり強力だった模様。
転売をビジネスにするのは相当な賭けなのだ。
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