OKOと一緒に大学の文化祭へ行ってみました。
いやー大学の文化祭!久しぶりだね!
僕はヘビーメタルのバンドをやっておりました。誘った友達はドン引きし、代わりに顔も知らないバンギャが頭を扇風機のように振りながら応援してくれてなんとも言えない気分になったことがあります。
さて、今回おじゃまするのは東京家政大学です。
東京家政大学。みなさまご存知でしょうか。
なんでも「将来お嫁さんにしたい女子大ランキング」堂々一位を獲得した女子大だそうですよ。御存知ですか?それもそのはず、「家政学部」なる学部が存在するんですもの。家政学部内には管理栄養士などの「お料理できちゃう女子」が大層いらっしやるとのこと。そりゃあ将来の嫁さん候補として、もう、すんごい、いい!ですよね。
なお、逆に「彼女にしたい女子大ランキング」では堂々最下位だったそうです。なんか男のワガママが露骨に見える瞬間ですね。
東京の十条駅が最寄り駅です。うちの会社(戸田公園)から10分くらい。近い。雰囲気としては、住宅地の中にボガーンとキャンパスが立っているようなイメージです。
とりあえず正門でとってみた。かっこつけるつもりはなかったのですが、OKOを全面にもってきたらウルトラマンか仮面ライダーの返信ポースっぽくなってしまいました。いわずもがなですが平成ライダーに変身するのは、ミスター慶応やミスター青学、ミスター立教の皆様です。ぼくはくそショッカーにでもなれれば御の字です。
女子、多っ!
女子大というだけあってすごい女子の数。すごいです。しかもこの東京家政大学、付属高校(これもまた女子校)も一緒に建ってます。そのため女子高生も多い!これはすごいぜ!
様々な売店が立ち並びます。カレーとかチュロスが結構人気だったかも。いやー女子大生の焼いたチュロスくいてえっす。できるならラクロスサークルとかの背の高い女の子の焼いたチュロス食いてえっす。
きれいなキャンパス。普段は男は入れません。
幼稚園も併設してあって、普段はここで幼稚園生が遊んでいるとか。のどかすぎる。
せっかくなので入ってみた。新しい公民館みたいなイメージです。
学食。学生に効いてみたところあんまりおいしくないそうです。
学園祭にはおなじも「芸能人が来ます!」のコーナー。今回はハマカーンさんらを筆頭にした芸人グループや、恵俊彰さんがいらっしゃっていたそうな。
なぜか存在する赤本。ちょっと解いてみました。よし、まだ行けるぜ!
ぶれましたけど、再び校外へ出てきました。
と、ここらへんで後輩に遭遇。クロワッサン店の売り子を頼まれてひたすらにクロワッサンを売りまくりました。
冒頭の写真でもご覧頂きましたが僕はスーツです。ここで大声を上げながらクロワッサンを売り始めたらまあ当然浮くわけですが、後輩の頼みとあらば断るわけにはいきません。捨て身で行きましょう。「2個100円!100円の手作りクロワッサンいかがですかあーーーー!!ジュースはなんと、1杯30円ーーーー!!」
塾講師のバイトをしていたこともあり、目の前にいる人物の痛い視線を無視しながら大声を上げる行為には耐性があります。ええ、非常に耐性があります。さらに後輩含めて4人で叫び始めたため、周囲は大変な騒音地帯と化しました。もはや、僕たちはすっかり30円ジュースや100円手作りクロワッサンの投げ売り屋さんであり、それを知らない来客はもはや存在しません。
こんなパワー押しで大丈夫なのか?とは思いましたが、運の良いことに売れ始めました。売れちゃうのかよおい!
なお、このクロワッサンは5個入り160円で市販されていたものを2個入100円にして売る、という手法はシンプルながらボリボリ感MAXの商品であります。とは言え売るときもぬかりなし。手作りクロワッサンとして売られていたので、売る際もしっかり「手作り」と明記します。
なので女子大生が手作りで作ったわけではありません。買うときに妄想してしまった諸君、ご愁傷さまです。
商品自体はコモディティ(普遍化したもの)なので、完全に価格勝負。価格勝負となれば、宣伝力がものをいいます。どれだけ僕らのことを知っている人がいるか。どれだけ母数が多いか。これが全てです。したがって、僕達すなわちクロワッサン投げ売り屋はひたすら叫ぶことが使命です。それが最上級のマーケティングなのです。そう心のなかでひたすら考え続けました。だってそうしないと叫ぶのしんどいんだもの。
結局2時間販売員として活躍した結果、クロワッサンを60セット、ジュースを70杯ほど売ることができました。完売です。がんばったぞ、俺。
出し物一覧を今更発見。茶道部とか行って女子大生とお茶を嗜んだりしたかったのですが、時間ギリギリまで売り子をしてしまったので見事に実現できませんでした。
文芸部、絵がうまいなあ。
時間になってしまったのでここいらで終了。平和な文化祭でした。
社会人になって、ここで文化祭の手伝いをやるとは思いませんでした。
(実は前日より機材運搬、売り物の食品製造も手伝っておりまして)
せっかくなので、僕の出身大学の文化祭と何が違ったかを書いておきます。
○ナンパラッシュがない
ナンパラッシュというものがありませんでした。これはすごい!
僕の母校である某大学ではナンパがなければ文化祭ではない!と言われるほどで、もうなんかすごいんです。当然うちの大学にまったく関係のないホストみたいな人たちもわんさかいます。
特に5時の終了時刻を待ってのナンパラッシュはまるで、7日目の朝を迎えたセミのような執念をたぎらせた漢が、押し寄せる波のごとくキャンパスを蹂躙し周り、か弱いおなごどもをかっさらっていく秋の風物詩として大変有名です。また逆に、売れ残ったナンパ待ち女子の哀れさもあまりにも凄まじいため、そのうめき声はかの有名な「安政の泣き一揆」※の名残とも噂されます。
※安政の泣き一揆
7月11日の夜、約2,000人が卯辰山に登り、城に向かって米の開放を求めて叫ぶ。卯辰山から金沢城まで直線距離で1.7kmあり、風に乗った声は山下の重臣屋敷や城の殿様にも届いたという。翌日、藩の御蔵米500俵が放出され、米の値段も下げられる命令が出された。
こうしたナンパ天国が形成されないあたり、東京家政大学の文化祭は極めて健全な文化祭だといえるでしょう。
○突然バンザイをして人を励ます奇天烈な団体がない
「バンザイバンザイバーンザーイ!」
「バンザイバンザイバーンザーイ!」
秋の夜長。やれ鈴虫かと思って振り向いてみると、草むらの影に隠れてギャアギャア叫んで鳴いているものがいることでしょう。
これは有名な「バンザイ同盟」なるもので、ひたすらにバンザイをしてはげます団体です。バンザイすることに意味は無いため、存在意義の極めて不明な団体だといえます。
こうしたものを見ると「ああ、今年もこの季節がやってきたな」と、まるで清少納言のような心持ちでこの世を憐れむのもまたおかし。ところが、残念ながら東京家政大学では優美な気持ちを持つべくもなく、結局ヘンテコ団体は姿を見せませんでした。
○「ウーパールーパーを食べる」などの奇行を見かけない
昨今の大学では、大学の王者を決める選手権がありまして。
御坊茶魔(オボッチャマ、とよみます)量産大学として有名な慶應大学、イケメン生産で定評のある青山学院大学、などがあり。彼らはそのイメージ通り、「イケメンさ」を基準としてキャンパスの王者を定めます。彼らはミスター○○と呼ばれ、芸能界で過ごす、イケメン仮面ライダーとして過ごす、アナウンサーになる等将来の安泰を約束されます。
ただし僕の母校はこれらイケメン大学と比べて驚異的な差別化を実現しております。王者選手権と呼ばれる大会では、屈強な男どもが危険な種目にて勝敗を決める。そう、イケメンがニコニコ笑いかけながら「投票してね☆」などというお花畑の世界とは違うのです。
いつかの大会では、「ウーパールーパー、カエル、豚の顔の皮、蚕の幼虫などの闇鍋を食す」が第一回戦。飛ばしすぎだろ。フルスロットルすぎてもはや拍手喝采をしようとも両手が噛み合わず、自らの頬を叩いて気絶する観客が後を絶たないのです。
王者と呼ばれる彼らの脳内にはおそらく、ウーパールーパーを食べなければ地球は滅亡する、といわんばかりの強烈な責任感が根付いているのでしょう。もしくは日本において大変稀有な食文化を有する土地のご出身かもしれません。何はともあれ、恐ろしい鍛錬を耐えぬく彼らの行く末は誰も知りません。きっと屈強な修行僧になって平成の未来を祈ってくれることでしょう。
○売り子の目が血なまこになっていない
売り子が吠えてない。買え!という殺気を感じない。
とまあ、ざっと見たところ、これほどの違いが見受けられました。
家政の文化祭は今回は平和でよかったです。
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さて、今回のペットボトル節約結果は、、、
3回のOKOチャージ。
ということで、120円の水ペットボトル3本分。
360円の節約です!
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